Охотское(オホーツク)国際理解教育研究会 会長挨拶



網走管内国際理解研究会 会長挨拶

「知恵を出し合い困難を乗り越える年」

オホーツク国際理解教育研究会長 西興部村立西興部小学校 佐藤 文昭

西興部村立西興部小学校 佐藤 文昭


 今年度会長を仰せつかりました,西興部小学校の佐藤文昭と申します。

 新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大は,パンデミックと呼ばれるに至り,図らずも世界とのつながりを意識せざるを得ない状況となっています。この事態を戦時に例える指導者も出ています。一つの判断ミスで多くの命が失われる事態になることから,危機感の大きさは理解できるのですが,これを政治的に利用しようとする動きがあることは気になるところです。自国のことだけを考える閉ざされた国々が増えるとすれば,世界はとても脆弱なものになってしまうということを危惧しています。対策や医薬品開発のノウハウなどを国際協力という形で共有し,人類が一丸となって感染症対策を進めるべき時,今まさに人類が一つになれるかどうかが試されています。

 さて,令和2年度の本会ですが,新型コロナウイルス感染症拡大防止のために,第1回役員会を紙面で行いました。また,日本人学校派遣に向けた学習会についても,再度の休校要請を受け,急遽中止とさせていただきました。参加を予定していた皆様,この日のために資料や面接の準備をされていた講師の皆様には,深くお詫び申し上げます。

 さて、グローバル化が進展し、遠隔にいる者同士でもインターネットによって即座につながる時代となってきました。世界の人々の心的距離が急激に近くなってきたと言えます。そのことによって互いが同質化均質化されていく傾向にありますが、だからこそ逆に個性や独自性を表すということは価値あることと思われます。国際理解教育では、異なるものを積極的に受け入れ、各国の文化や伝統を理解するところからはじまります。その国の歴史から生まれてきた伝統や文化を尊重する態度は、やがて共生の心や態度にもつながります。

 人が集まる会をいつから再開できるのか,その判断は難しいところです。他方,研究部ではオンライン会議システムを使った部会を試みるなど,新たな動きも見られます。新しい発想,そして行動力,これこそが今求められていることだと,会員の皆様の動きを心強く思っているところです。また,在外施設に派遣されている皆様からも,随時最新の情報をいただいております。お忙しい中,誠にありがとうございます。これらのネットワークは、本会ならではのもの。オホーツクの学校でも参考にさせていただきたいと思います。

 荒波の中スタートした令和2年度ですが,会員の皆様の知恵と力をお借りして何とか乗り切っていきたいと思います。まずは会員の皆様一人一人の御健康と御活躍をお祈り申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。

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